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カットシステムの書籍のご案内

Perlはじめの一歩
表紙イメージ
著者豊沢 聡
判型B5変型判,2色刷,208頁
本体価格 2,000円
ISBN978-4-87783-075-5 C3004

本書について

この本では、プログラムを初歩から、順番に学んでいきます。「プログラム」などと言われると、そんなヴゥードゥー教の秘儀のように恐ろしいことなどできるわけはない、と敬遠されるかも知れません。プログラムを書くために用いるプログラム言語によっては、確かに難解極まりないものもあります。しかしそれは単に、「道具」であるはずの言語が、親切に作られていないせいです。使う言語を上手に選びさえすれば、敷居はそれほど高いものではありません。この本では、数あるプログラミング言語の中から、最も簡単なもののひとつであると著者が信じる、Perlという言語を紹介します。

プログラムを書くといっても、確定申告の計算や在庫管理のプログラムでは味気がありません。かといって、ロールプレイングソフトを書くのも、あまりにいきなりでしょう。そこそこ楽しく、そこそこ簡単ということで、この本ではカードゲームのブラックジャックを題材に選びました。大半の人は、このゲームをやったことがあると思います。やったことのない人もご心配なく。ゲームそのものはトランプでやっても簡単ですし(試しに友人を誘って、本物のカードで遊んでみてください)、ルールについてもこの本の中で説明します。

この本は、まずPerlとはどういうプログラミング言語であるかを紹介してから、Perlの実行環境をインストールします。続いて、ブラックジャックのルールを説明し、第4章から本題のプログラミングに入っていきます。最後の第11章まで読みきると、ブラックジャックプログラムが出来上がっているという寸法です。

この本はPerlのすべてを紹介しているわけでも、ましてやプログラミングの奥義を網羅するものでもありません。まずはホントウのはじめのはじめ、とっかかりです。この本をプログラムしながら読み終えれば、他のいわゆる「プログラミング入門書」も、それほど苦にせずに読めるようになっていることでしょう。プラモデルを組み立てるのでもいい、文章を書くのでも、裁縫や料理をするのでもいい。何か「モノ」を作ってみるのが好きな方は、ぜひともお試しください。プログラムを書くというのは、意外と楽しいことが分かると思います。

目次
はじめに
第1章Perlってどんなもの?
プログラミング言語Perl
Perlのよいところ
Perlの使われ方
第2章Perlのインストールと環境設定
インストール
コマンドプロンプトを起動
さあ、試してみよう
パスの設定
コマンドプロンプトの設定
Perlプログラムとエディタの対応
第2章のまとめ
第3章ブラックジャック
ブラックジャックのルール
ゲームの進行方法
動かしてみよう
第4章文字を表示する
プログラム
文字を表示する
2行にわたって表示する
2行表示を1文で書き換える
あなたのなまえを表示する
入力された名前を表示する
2語を表示する
コメント行
プログラムの終了
第4章のまとめ
第5章カードを作る
カード入れをつくる
カード作り
配列から1要素だけ表示する
配列の数を表示する
配列のすべての要素を表示する
ループの条件文
whileを使ったループ
foreachを使ったループ
ループを用いたカードの生成
第5章のまとめ
第6章カードを操作する
カードを切る
カードを「適当に」選ぶ
ランダム関数と配列番号の整数
配列操作−push, pop, splice
配列操作−join, sort
手札を配る
第6章のまとめ
第7章カードを読み取る
カードの種類と数字の分離
正規表現
もうちょっと練習を
手札から数字だけを抜き取る
第7章のまとめ
第8章点数計算をする
ブラックジャックの点数
まずは2〜10を足し算する
条件の組み合わせ
J, Q, Kを10として加算する
エースの取り扱い
「どぼん」の取り扱い
第8章のまとめ
第9章勝敗判断
勝敗の判断
点数の計算を複数回行なう
サブルーチンへの配列の受渡し
結果の引き渡し
変数や配列の保護
第9章のまとめ
第10章プレーヤーの判断
子のアクションの種類
子プレーヤーの入力の判断
ユーザーは何をするか分からない
誤っていたらやり直す
親プレーヤーの自動処理
第10章のまとめ
第11章まとめてみよう
ゲームの流れ
ブラックジャック作成!!
確認してみよう
おわりに
付録1コマンド一覧
付録2Perlの情報
付録3付属CD
さくいん

採用実績

東京理科大、長崎コンピュータ専門学校、京都コンピュータ学院、鹿児島ハイテク専門学校


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