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実践OpenCV 3 for C++
画像映像情報処理

2017年9月10日 初版第1刷発行

本書について

本書は、2013年に上梓した「実践OpenCV 2.4」を最新のOpenCV 3に対応させたものです。

OpenCV 3からC++の利用が推奨されるようになったため、本書で紹介するサンプルもCからC++に移行し、より読みやすい/効率の良い方法でプログラムを書き換えました。ただし、本書はOpenCVライブラリが提供するC++クラスの「利用」をメインとしているので、C++の知識は最低限で済むように考慮しました。また、OpenCV 3から利用できるようになったディープラーニングなどの新しいトピックを追加しました。

OpenCVは、画像や映像に計算を施すことで、そこに映し出されている世界からヒトに意味のある情報を抽出する「コンピュータビジョン」に特化したオープンソースのライブラリ集です。

ライブラリに含まれている関数は高水準なので、初心者でも画像処理プログラムを簡単に作成できます。また、ソースプログラムの可読性が高くなるので、拡張や保守も容易になります。しかも、同じ機能を自分で実装するよりたいていは高速です。画像処理を研究しているのなら、基本的な処理をOpenCVに任せることで、本質的なアルゴリズムに的を絞って問題解決に取り組めます。

本書は、それぞれの節で設定した課題を素早く達成することを目指したシンプルなサンプルコードを中心に構成されています。コードはいずれについても全行を掲載したので、まずはプログラムをビルドし、実行してみてください。そして、プログラムの調整や改良を通じて、OpenCVによる画像・映像の扱い方、各種アルゴリズムの利用方法、リファレンスの読み方などに慣れ親しみましょう。本書を読み終えれば、OpenCVを駆使してオリジナルのコンピュータビジョン処理ができるようになっているでしょう。

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