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すぐに使える実例で学ぶ
LINQ to XML
ASP .NET 3.5対応

本書について

  .NET Framework3.5よりサポートされたLINQ(Language-Integrated Query:統合言語クエリ)を使うと、SQL Serverデータ(LINQ to SQL)、XML(LINQ to XML)、オブジェクト(LINQ to Object)など、さまざまなデータに対して同一のクエリ処理を記述することができるようになります。処理対象となるデータが異なっても同一クエリの処理が可能になり、プログラマにとっての負担が軽くなりました。
 筆者はこれまでXMLの処理にはメインでDOMを使用していましたが、LINQの登場によって、DOMの処理を全てLINQに置き換えています。LINQの構文は比較的容易であり、理解し易いものです。また、LINQを使うとコードの可読性がよく、保守が容易になるというメリットもあります。
 本書では、LINQを使ってのXMLのデータの処理方法を解説しています。単独のTipsを集めたものではなく、各章ごとに1つの流れを持った構成となっています。これで、各フォームの連携方法を知ることができます。
 プログラミングは楽しいものです。特に、新しい機能が追加され、それらの機能の恩恵を受け、処理効率等が格段に上がり、自分の思い描いていた機能を実装できた時などは、「やったぁー」と腕を振り上げて喜びたくなります。皆さまもこの書籍を通じて、LINQの素晴らしさ、プログラミングの楽しみを実感していただければ幸いです。

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