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C#とOpenCVの融合プログラミング
ライブラリのラッパーDLLを利用する

本書について

  OpenCVは、膨大な関数から形成される画像処理ライブラリ集です。一般的な2次元の画像処理、ヒストグラム処理、ポリゴン処理、テンプレートマッチング、オプティカルフロー、および顔認識など多様なアプリケーションを開発できる関数群を用意しています。これらの関数リファレンス、ならびに大量のサンプルプログラムは、OpenCVのサイトに紹介されています。また、同サイトには、サンプルコードとともに、それにする丁寧な説明文まで提供されています。このため、本書は、これらについて触れるのは必要最低限に留めます。また、2次元のフィルタ処理やヒストグラムなどの処理については、.NET Frameworkの機能だけでも十分開発できます。

 OpenCVは強力な画像処理ライブラリ群ですが、ユーザーインタフェースを構築するには十分な環境を提供しているとはいえません。そこで本書は、C#とOpenCVを連携させることによって、優れたユーザーインタフェースを持ち強力な画像処理を提供する方法を解説します。OpenCVが提供する高度な機能をC#の強力なUI設計機能と融合させることによって、強力な画像処理と高度なUIを持つアプリケーションプログラムを短期間に開発できるようになるでしょう。本書では、そのような開発の足がかりとなるサンプルプログラムも多く提供します。是非、本書を参考に、強力で使い勝手のよい動画処理、あるいは画像処理アプリケーションプログラムを開発してください。

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