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Arduinoで始める電子工作
8bitマイコンを活用するオープンプロジェクトArduinoの世界

本書の記載内容について訂正があります。
こちらを参照してください。

本書について

Arduino(アルドゥイーノ)とは、なんでしょう? 読みにくい名前ですが、イタリア語です。イタリアで電子工作?と思うとなんだか不思議です。しかし、このArduinoは世界中で電子工作のファンを増やしています。

アルドゥイーノは、もともとイタリアの大学でロボットの研究・教育のために始まりました。 そのときの目標として、
 1. ハードウェアの統一
 2. gccをベースとしたプログラミング
 3. IDEベースのユーザーインターフェイス
を目標に作られました。これらをフリーにだれでも使えるようにしたのがArduinoプロジェクトなのです。

本書が対象としている読者は、ソフトウェアに関しては、何らかのプログラム言語の経験がある人(C言語でも、Visual C++、Visual BasicやHTMLでもOKです)を想定しています。掲載しているプログラムはそれほど難しいものではありません。
電気回路に関しては、基本的に初めはボードにピンを差すだけですので、特に難しいことはありません。
Arduinoは実際に自分で楽しみながら学習するシステムです。まずは実際に動かすことが大切です。
そのため、本書ではArduinoの文法を細かく説明はしていません。まずはどんなことができるかを知るのが、Arduinoのマスターには必要であると考えて本書を書きました(Arduinoの文法に関しては、よく使うものを付録に記載しています)。また同様に、Processingも簡単な説明しかしていませんが、Arduinoと連携することにより、ロボットの優れたGUIになるということを示しています。
これらは実際にプログラムの文法を学ぶよりも、できることを見つけることが大切だと、私はArduinoを使ってみて感じたことです。

目 次

プログラム、回路図などのダウンロード

Arduino_web.zip:本書掲載のArduinoプログラム、Processingプログラム、回路図(PDFファイル、BSch3vファイル[.ce3ファイル])
Arduino_web.zipをダウンロード(1.8MB)

ラジコンロボット動画(robo.mp4ファイル、QuickTimeやWindows MediaPlayer等で再生できます)
robo.mp4をダウンロード(3.2MB)

Windows Vista/7での不具合(PDF)
furokuD.pdfをダウンロード(2.8MB)

本書掲載の写真(PDF)
非常に大きなファイルです。クリックすると、AdobeReaderがインストールされているデフォルトの環境ではブラウザ内でPDFを開くことができます。当然、PDFファイルのダウンロードもできます。 ただし、インターネット接続環境によっては相当の時間がかかる可能性がありますので、ご了解ください。本書読者への情報提供の利便性を考えて、あえてこのような画像解像度のPDFを置いています。ブロードバンド対応のインターネット接続環境にない方はご注意ください
arduino_photo.pdfをダウンロード(54.2MB)

■正誤表■ 2012/3/13

本文の内容に誤りがありました。 お詫びして訂正いたします。

P45 写真の説明(弾丸型LED)  +(アノード)と-(カソード)表記が逆
P47 表5.1配線表  No 4の「port」番号13を11に訂正