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OpenGL ES 2.0
Androidグラフィックスプログラミング

2012年9月10日 初版第1刷発行

本書について

 今日では、CPUなどの性能の向上により、それまではPCなどのコンピュータでしか実現できなかった(実現しにくかった)アプリケーションがスマートフォンやタブレットなどで開発できるようになってきました。その中でも、TVなどでも幅広く利用されているシステムにGoogle社のAndroidがあります。本書は、Android上で3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)を用いたアプリケーションを可能とする「OpenGL ES 2.0」でプログラムを作成するための初心者向けの入門書です。初心者向けの本ですので、本書を読まれるにあたりAndroidや、3DCG、OpenGLなどの知識は必要ありません。

 今日、TV、PC、タブレット、スマートフォンといういわゆる4スクリーンに代表されるように、機器の情報提示画面のサイズの急速な拡大とともに、そのユーザインタフェースやインタラクションのデザインや重要性は大きく質を転換してきています。それに伴いそれぞれの機器を通した体験は、それまでの静止画、書き割り的な一過性のものから複数のアプリケーション間にまたがる一連の体験を重視する演劇的なものに変わってきました。3DCGというとすぐにゲームが頭に思い浮かびますが、このような環境の中、ゲーム以外にも、みなさんの身近な機器のユーザインタフェースなどに3DCGの要素が多く取り入れられてきています。より使いやすく美しい次世代のユーザインタフェースやコンテンツの実現、情報の可視化などでさまざまなプラットフォームで使用できるOpenGL ES 2.0は今後、重要な役割を担っていくでしょう。

目 次

ダウンロードサービスについて

[2012/08/24]ダウンロードサービスのファイルがアップデートされました。ま た、前回のファイルよりファイルサイズが小さくなっていますが、Androidはデ フォルトでは4つのアイコンが付きますが、1つのアイコンにしたためです。