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Javaで始める
OpenCVプログラミング

2013年10月10日 初版第1刷発行

本書について

 OpenCV(Open Source Computer Vision Library)は、膨大な関数を用意した画像処理ライブラリ集です。一般的な二次元の画像処理、ヒストグラム処理、テンプレートマッチング、オプティカルフロー、およびオブジェクト認識など多様なアプリケーションを開発できる関数群を用意しています。OpenCV を利用すると、数行のコードを記述するだけで簡単な画像処理プログラムを開発できます。このような環境は単にOpenCVだけがもたらしてくれたわけではなく、ハードウェアやオペレーティングシステムの進歩と相まって提供されています。
 OpenCVは当初、C/C++言語用に用意されていました。しかし、今ではいろいろな言語から利用できる環境が用意されています。本書は、OpenCVが用意しているJava 用のライブラリを使用し、JavaからOpenCVを利用する方法を紹介します。

 JavaからOpenCVを利用できると、OpenCVを利用する機会は飛躍的に多くなると期待できます。本書がJavaプログラミングの幅を広げるのに貢献できることを期待します。

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