p5.jsプログラミングガイド
第3版

著者 | 松田 晃一 |
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松田 真梨子 | |
判型 | B5変型、328頁 |
ISBN | 978-4-87783-566-8 |
価格 | 本体3,400円 |
発行日 | 2015年12月10日(初版 第1刷発行) |
2025年10月20日(第3版 第1刷発行) |
本書について
本書は、好評のロングセラー『p5.jsプログラミングガイド』の改訂第3版です。
p5.jsは、「スケッチブックに絵を描くようにプログラムを作成できるようにする」ことを目指して開発され、デザイナ、アーティストなど普段プログラミングに慣れていない人たちが手軽に、Web上でビジュアルメディアの作成が行えるよう設計されたプログラミングシステムです。このため、初めてプログラミングを勉強する人にも扱いやすく、学校などでのプログラミング教育にも使われています。
本書は、そのようなp5.jsを用いたプログラミングの入門書です。プログラミングを学びたい初心者から、プログラムでいろいろなアプリケーションを作りたい方などが、楽しく、一人でも学べる点を意識し、エラーやトラブルに関しても説明しています。本書を読まれることでスマートフォンやPCで動くアプリケーションを作成できるようになるだけでなく、プログラミングの基礎、p5.jsが提供している面白い機能—図形を描画する機能、マウス・キーボードを使ったインタラクティブなプログラムの作成機能、センサー、画像・動画・サウンドの表示・再生・制御機能、人工知能の活用・作成機能、音声合成・認識機能など—が一通り学べ、使えるようになります。
目次
- 第1章p5.jsって何?
- 1.1p5.jsとProcessing
- 1.2p5.jsが提供する機能
- 1.3サンプルプログラムを実行する
- 1.4プログラムの開発方法
- 1.5p5.jsWebエディタを用いる
- 1.6他のエディタで開発する
- 1.7本書のサンプルプログラムの使い方
- 1.8本書を読む上での注意
- 1.9まとめ
- 第2章p5.js入門
- 2.1プログラム作成の準備
- 2.2プログラムの書き方
- 2.3プログラムの処理の流れ
- 2.4扱えるデータ(数値、文字列、論理値)
- 2.5変数
- 2.6コメント(注釈)
- 2.7演算子
- 2.8条件分岐
- 2.9比較、論理演算子
- 2.10繰り返し
- 2.11配列
- 2.12関数
- 2.13グローバル変数とローカル変数
- 2.14オブジェクト
- 2.15システム関数とシステム変数
- 2.16間違いの見つけ方
- 2.17p5.jsのプログラムで注意する点
- 2.18まとめ
- 第3章2次元グラフィックスを扱う
- 3.1座標系
- 3.2描画領域
- 3.3図形を描画する
- 3.4描画属性
- 3.5文字を描画する
- 3.6アニメーション
- 3.7図形を移動、回転、拡大・縮小する
- 3.8まとめ
- 第4章マウス、キーボードを扱う
- 4.1マウス操作を扱う
- 4.2キー操作を扱う
- 4.3まとめ
- 第5章スマートフォンを扱う
- 5.1タッチパネル操作を扱う
- 5.2スマートフォンの動きを扱う
- 5.3まとめ
- 第6章UI部品を扱う
- 6.1ボタン
- 6.2入力フィールド
- 6.3スライダー
- 6.4ドロップダウンメニュー
- 6.5チェックボックス
- 6.6ラジオボタン
- 6.7ファイル選択ボタン
- 6.8ドラッグ&ドロップ
- 6.9無名関数
- 6.10まとめ
- 第7章画像を扱う
- 7.1画像をアップロードする
- 7.2画像ファイルを読み込み、表示する
- 7.3ピクセルって何?
- 7.4ピクセルを取り出し、色を調べる
- 7.5ピクセルの色を変える
- 7.6ピクセルの色に応じて色を変える
- 7.7画像の色を反転する
- 7.8その他の画像の表示方法
- 7.9まとめ
- 第8章動画を扱う
- 8.1動画ファイルの読み込みと再生
- 8.2マウスクリックで動画を再生、停止する
- 8.3動画の色を反転する
- 8.4ドラッグ&ドロップでビデオを再生する
- 8.5カメラの映像を表示する
- 8.6カメラからの映像の色を反転する
- 8.7まとめ
- 第9章サウンドを扱う
- 9.1サウンドを読み込み、再生する
- 9.2マイクを扱う
- 9.3音の生成
- 9.4まとめ
- 第10章人工知能を扱う
- 10.1ml5.jsでできること
- 10.2機械学習とモデル
- 10.3準備
- 10.4画像分類
- 10.5姿勢推定
- 10.6物体検出
- 10.7図形を分類するモデルを作成する
- 10.8まとめ
- 第11章音声を扱う
- 11.1準備
- 11.2文字列を読み上げる
- 11.3他の言語で発話する
- 11.4音量を変える
- 11.5指定した種類の音声で読み上げる
- 11.6連続して複数の文を発話させる
- 11.7発話を制御する
- 11.8音声を認識する
- 11.9連続して音声を認識する
- 11.10まとめ
- 付録
- 付録Aカラーモード
- 付録BOpenTypeフォントを用いる
- 付録C描画属性、座標変換の保存と復元
- 付録DHTML内の描画領域の表示場所の指定
- 付録EProcessingからp5.jsへの書き換え